みなさん、こんにちは今回は前回に引き続き マシュー・サイドさんの「失敗の科学」という本を解説していきます。
努力すれば、能力を上げられると考えること
今日は前回に引き続き「失敗の科学」の解説をやっていくぞ!
りょーかい。
次は失敗を受け入れて学ぶ方法について話そう。
どんな方法があるの?
最初の方法は、自分が努力次第で成長できると考えること。
これを「成長型マインドセット」と言うんだ。
失敗をただの通過点として捉え、学びの機会として活用するんだ。
それはどういうこと?
例えば、自分は努力すれば成長できると考えると、今はうまくいかないことがあっても、失敗の原因を追求し、挑戦を続けることができるんだ。
なぜなら、最終的には成長してクリアできると信じているから。
じゃあ、失敗を受け入れられない人はどうなるの?
失敗を受け入れられない人は、「固定型マインドセット」を持っていることが多いんだ。
これは、努力しても無駄で、生まれつきの遺伝で全てが決まると考えるんだよ。
ミスをしたりうまくいかないと、才能がないからだと考える人になるんだ。
そうなんだね。でも遺伝の影響は大きいよね?
確かにそうだけど、ここでのポイントは、どちらが正しいかではなく、どちらを信じるかということ。
努力で成長できると信じる方が、失敗の受け止め方が変わるんだよ。
なるほど、努力で成長できると信じた方がいいんだね。
そうだよ。心理学者のキャロル・ドゥエックも、努力で成長すると考える人は、才能で決まると考える人よりも良い結果を出していることを発見したんだ。
努力でなんとかなると思っている人は、色々な方法を試し続けるからね。
そして、失敗をどう受け入れて生かすかについて、次のポイントを話そう。
何が大切なの?
失敗を受け入れるためには、自分の努力次第で成長できるという考え方が大事だよ。
この考え方は、失敗をただの通過点として捉え、学びの機会として活用するんだ。
でも、努力してもできないこともあるじゃない?
そうだな、努力ではどうしようもない部分もある。
だけど、努力でどうにかできる部分も絶対にあるから、そこを見つめて生きていくのがいいんだよ。
なるほど。
失敗を活かすには、正確な失敗のデータをとる必要がある
次は、失敗を生かすためには正確なデータを集めることが大切だ。
どういう状況でミスが起こったのかを分析するんだ。
例えばどういうこと?
例えば、寝つきが悪い日があったとするでしょ。
その日に何を食べたか、何をしたかが明確だと、原因に気づきやすいんだ。
でもデータがないと、原因に気づきにくく、同じ失敗を繰り返してしまう。
じゃあ、日々のデータを記録することが重要なんですね。
そうなんだ。
日記をつけて、うまくいった日とダメだった日に何をしていたのかを記録するといい。
成功者の多くが日記をつけているんだ。
日記、試してみるよ!
失敗の原因は人ではなく仕組みにあると考える
次は、失敗の原因を人ではなく仕組みにあると考えること。
特に組織で働く場合、何か失敗した時にその原因を人ではなく仕組みや環境に向けると、失敗を受け入れやすくなるんだ。
それはどういうこと?
例えば会社で社員が失敗した時、次から同じ失敗が起こらないように社内のルールやマニュアルを整えること。
そうすると他の人が同じ失敗をすることを未然に防ぐことができるんだよ。
なるほど、失敗を人のせいにせずに、改善することが大切なんだね。
仕組みが悪いからミスが起こったと考えると、人を責める必要がなくなるんだ。
失敗を報告しやすい雰囲気を作り出すことができるよ。
たしかにそれはいい考えだね。
例えば、失敗を人のせいにして犯人探しをすると、社員は失敗を隠すようになる。
でも、失敗の原因を仕組みに向けることができれば、失敗を受け入れて生かしやすくなるんだ。
なるほど、それで失敗を生かすことができるんだね。
そうなんだ。
失敗をするごとに原因を探して、精度を上げていくこと
最後に行動しながら頭で考えて精度を上げていくことが大事だよ。
どうすればいいの?
成功するには、たくさん行動して失敗したらその原因を見つけ出し、さらに精度を上げてまた行動するんだ。
陶芸クラスの実験で、量を求めたグループが質の高い作品を作ったことがあるんだよ。
へぇその話聞かせて!
量を求めたグループは次から次へと作品を作り、考えながら改善していった。
一方、質を求めたグループは完璧な作品を目指しすぎて、実際にはしょぼい作品しか作れなかったんだ。
なるほど、行動しながら考えることが大切なんだね。
その通り。ヘンリー・フォードも「本当の失敗は失敗から何も学ばないこと」と言っているんだ。
だから、行動しながら頭で考え、徐々に精度を上げていくことが重要なんだよ。
わかりました。失敗を恐れずに行動して、そこから学ぶことが大事なんだね。
今回の解説をまとめると、失敗することの大切さ、失敗を隠さずに受け入れ、嘘や言い訳を信じ込まないことが大切なんだ。
そして、失敗から学ぶことで飛躍することができるんだ。医療業界は失敗を認めないことが多いけれど、航空業界は失敗と向き合い、データとして捉えているから、事故率が極めて低いんだよ。
それはすごいね。失敗をどう受け入れるんだったけ?
失敗を受け入れる方法としては、1つ目は努力すれば能力を上げられると考えること。
2つ目は正確な失敗のデータを集めること。
3つ目は失敗の原因を人ではなく仕組みや環境にあると考えることだよ。
そして4つ目は、行動しながら頭で考えて精度を上げていくことが大切だよ。
なるほど。
それぞれがとても大事なことなんだ。
特に心に残ったのはどれかあるか?
そうだね、これからは勇気を持って自分の失敗を受け入れること。
そして、失敗した人を責めずに受け入れるようにしたいと思うよ。
この本にも、私たちは自分の失敗には言い訳をするけれど、他人が間違いを犯すとすぐに攻め立てると書かれているんだ。
だからこそ、自分の失敗を認めて改善できる人だけがうまくいくんだよ。
なるほど、失敗して落ち込んだら、この話を思い出して前向きになればいいな。
その通りだ。失敗は学びの機会だと考えて、前向きに取り組もう。
それでは、今回の解説はここまでだ。ありがとう。
ありがとうございました。
今回は、 マシュー・サイドさんの「失敗の科学」を解説しました。
本書では今回の解説以外にも為になる情報が紹介されているので、気になる方は是非、本書を読んでみてください。
まとめ
今回の解説では、失敗から学ぶことの重要性と、具体的な対応方法について詳しく解説しました。
医療業界や航空業界などの例を挙げながら、失敗をデータとして捉えることの重要性、成長型マインドセットの採用、失敗の原因を仕組みや環境に求めること、そして何よりも行動しながら考えて精度を上げていくことの大切さを学びました。
失敗は避けがたいものですが、それをいかに受け止め、学びに変えていくかが成功への鍵となります。
この記事が、皆さんの日常生活や仕事でのチャレンジにおいて、失敗を恐れずに前進する勇気と洞察を与える一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
みなさん次回の解説も読んでくださいね!
記事が良かったらブログ作成の励みになりますので、みんなにシェアお願いします!