みなさん、こんにちは今回は前回に引き続き相良奈美香さんの「行動経済学が最強の学問である」という本を解説していきます。
自分ではなく状況を変える
今日は前回に引き続き「行動経済学が最強の学問である」の解説をやっていくね!
りょーかい。
次に良い決断をするためには、自分自身ではなく、状況を変えることが大事なんだ。
状況を変えるって、どういうこと?
人は環境に影響されやすいから、環境を整えて生活に生かすことが重要なんだ。
例えば、スティーブ・ジョブズがいつも同じ服を着ていたのは、毎日の服選びにエネルギーを使いたくなかったから。
オバマ元大統領も少ないスーツしか持っていなかったって話だよ。
えっ、そんな理由だったの?
うん。どうでもいいことにエネルギーを使うのは避けて、もっと大切なことに集中する方がいいんだ。
この本にも、どうでもいいことは適当にこなして、大事なことに時間を使うことが大事だって書いてあるんだよ。
なるほど、そういう考え方もあるんだ。
それと部下に選択を任せるのもいい方法だね。それに、時間帯を変える工夫も大切だよ。
夜は脳が疲れていて、直感に頼りがちになるんだ。
だから夜はつい食べ過ぎたり、サボったりしやすいんだ。
夜はやっぱり怠けやすいんだな。
うん、だから大事なことは朝に考えて実行するのがいい。
朝早く起きて副業や勉強に取り組むと、間違った選択を減らすことができるんだ。
なるほど、朝に大切なことをするんだね。
人は感情に突き動かされて行動してしまう
次にね、感情の影響について話すよ。
多くの場面で人は感情に突き動かされて、非合理的な決断をしてしまうんだ。
例えば、満員電車に乗った時や失恋した時、怒りや悲しみが高まると、衝動的な行動を取りやすくなるし、大事なことを後回しにしやすいんだな。
辛い時やイライラすると、ついやけ食いしたり、サボっちゃうことがあるもんな。
その通り。でもね、喜びや興奮、興味、満足などのポジティブな感情は、能力や意欲を高めるんだ。
例えば、家族旅行の写真をデスクに飾ったり、気分のいいペンを使ったりするだけで、ポジティブな気持ちになれるんだよ。
ポジティブな感情はいいことだらけなんだ。
そうだね。
ポジティブな環境を作ることが、仕事や勉強の質を上げるのに役立つんだ。
見過ごされがちだけど、人がネガティブな感情になりやすいこと
次は、人がネガティブな感情になりやすい状況について話そう。
まずは、不確実性について。
これは、何が起こるか予測できない状態のことだよ。
例えば、南海トラフの巨大地震や、AIによって仕事を失うことがあるかもしれないよね。
不確実性があると、人はストレスを感じやすくなって、ネガティブな感情になりがちなんだ。
たしかに、それってすごくストレスになるよ。
うん、例えば病院でがんの疑いがあると言われた時、人はすごくストレスを感じるんだ。
でも、実際にがんだと診断された後は、不確実性がなくなるから、ストレスが少し減るんだよ。
それって、不確実なことの方が不安やストレスが大きいってことだな。
そうなんだ。次に、コントロール感が大切だよ。
人は自分の人生を自分でコントロールしたいと思ってる。
だから、他人にコントロールされるとネガティブになるんだ。
じゃあ、上司や会社は部下を自由にやらせる方がいいのかな。
そういうこと。そして3つ目は、成功者と自分を比較することだね。
人は比較して物事を評価するけど、それがネガティブな感情につながることがあるんだ。
比較するのは避けられないけど、それで落ち込むこともあるんだ。
その通り。これら3つのことで、知らないうちにネガティブな感情になってしまいがちだよ。
確かに思い当たるぞ!
毎日の中で、自分をポジティブな感情にする工夫をする
次は、ポジティブな感情を保つための工夫について話そう。
でも、どうやってポジティブになれるんだろうね?
簡単な方法はあるよ。
例えば、好きなペットや子供の写真をデスクに置いたり、定期的に運動したり、友達と話したりすること。
好きな音楽を聞くのもいいね。
それって、気分がいいからかな?
そうだね。不確実性を減らすために、結果を待たずにできるだけのことをやって、次に行くことも大事だよ。
例えば、就活で最終面接が終わったら、結果をじっと待つんじゃなくて、次の面接の準備をするとかね。
それでストレスが減るのかな?
うん、そうなんだ。それに、自分で小さなことでも選ぶことが大事。
ボールペンの種類や服装、食事の選択など、些細なことでも自分で決めると、気持ちがいいんだ。
自分で選ぶことがそんなに大事なんだ。
そうだよ。それと、自分を比較するなら、過去の自分と比べるといい。
少しでも成長していることに焦点を当てると、ポジティブになりやすいんだ。
過去の自分と比べるのか。新しい考え方だね。
そういうこと。
このように小さなことだけど、自分をポジティブにする考え方や工夫を取り入れると、非合理な意思決定を減らすことができるんだ。
なるほど。
じゃあ、行動経済学についてまとめるよ。
行動経済学は、人が非合理的な決断をする理由を理解する学問なんだ。
非合理的な決断って、どうしてするの?
大きく3つの原因があるよ。
まず「認知の癖」っていうのがあって、これは私たちの脳が情報をちょっと歪めて処理してしまうことだよ。
脳は「システム1」と「システム2」を使って意思決定をするんだ。
システム1とシステム2って何だっけ?
システム1は直感でサッと決めること。システム2はじっくり時間をかけて考えることだよ。
次に、人が非合理な行動をする理由の2つ目は「状況」だね。
天気や周りの人、物の配置、時間などが影響するんだ。
なるほど、状況も大切なんだ。
うん、だから大事なことは朝に考えるといい。
そして、3つ目は「感情」だよ。ネガティブな感情だと、人は衝動的な行動をしやすくなる。
逆にポジティブな感情だと、能力や意欲が高まるんだ。
ポジティブな感情を保つのが大事なんだね。
そうなんだ。特に気になった部分はある?
システム1とシステム2で意思決定するって面白いと思ったよ。
そうだね。
この話は行動経済学の本の一部だから、もっと知りたければ本を読んでみるといいよ。
それじゃ、はここまでだね。ありがとう!
ありがとうございました!
今回は、 相良奈美香さんの「行動経済学が最強の学問である」を解説しました。
本書では今回の解説以外にも為になる情報が紹介されているので、気になる方は是非、本書を読んでみてください。
まとめ
「行動経済学の要点と日常への応用」
行動経済学は、日常のさまざまな意思決定の背後にある非合理性を明らかにします。
私たちの決断は、認知の癖、感情、状況の影響を受けています。システム1とシステム2の使用、ポジティブな環境の作り方、そして自分自身との比較など、私たちがより賢い選択をするためには、これらの要素を理解し、日々の生活に取り入れることが大切です。
この記事を参考に、あなたも行動経済学の知識を活用して、より良い意思決定を行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
みなさん次回の解説も読んでくださいね!
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